日常。

に戻ったと勘違いしかけると、揺れる。
   
まあ南関東の人間が何言ったって、家もあるし避難もしていないし、
普通に仕事してるんだから、日常なんだろって感じだけど。
  
わずかながら、被災地からの避難民の妊婦さんも来ている。
落ち着かないから、お産まではこっちにいようと思う、という人たち。
お産の後は?とか、上の子の学校、とか、色々問題は山積されているが
さすが母は強し、腹括っているなあ、て思う。
 
病院からは、被災地支援が交代で行っている。
内科枠・外科枠・研修医枠・薬剤・看護。
うちは何になるのかね。一応外科枠なのか?
しかし公募が出たのは3月、5人で当直オンコール回して、フルで手術して
人を出す余裕は正直0だった。
(たとえば私は3月中で7回当直8回オンコール、これが一人抜けてあとの4人に割るのは無理だろう)
医局からも公募があり、比較的人数の余裕のあるところや院生Dr達が行くという。
そもそもうちの分野がかの地で何ができるのかわからないが、
とりあえず独り立ちできていない自分が行っても何もできないな。
健診とかか?むーん。
子供もいないし、旦那も行ってるから、行こうと思えば行けるんだけどな。
今の自分では「自称(若しくは押しかけ)ボランティア」でしかないし。
皆が被災地行ったら日常業務回らないから、日常業務を回すことも
立派なお仕事ですよねー。
 
 
 
などと自分に言い訳をしながら今日も日当直。
4月からの増員により、干されたかと思ってしまうくらい仕事が減った今日この頃だが、すぐにそんなのは蜃気楼だったんだ、てくらいの毎日に戻ることだろう。
  
  
ちなみに。
これからも地震はあるだろうこととか、原発の管理体制だとか、これからの発電の云々だとか、諸々の情報や意見があって。
でもそれはそれ、これはこれ、として、直近の影響に対しては一応私たちは↓のようなところからのこんな感じの通達を受けて対応している。
日本医学放射線協会
http://www.radiology.jp/modules/news/article.php?storyid=912
日産婦(PDF)
http://www.jaog.or.jp/News/2011/sinsai/fukusima_0325.pdf
他にもMLで来たりとか。
いろんな報道される割にはあんまりこういうの紹介されない気がする。
テレビで偉そうな人が言ったほうが説得力があるのかしら。
まあ国が信用ならん、と言われるとその影響下にあるだろうこういう通達も信用ならん、となりそうだけど。
でも診察室で対応している人たちだって、別に患者さんにはこう言っておきながら隠れて自分たちは特別な何かをしていたりはしないからなあ。
放射線科技師やカテーテル治療系の人々は毎日浴びてるわけだし。
そんなこと言ったって専門家じゃない一般人はわかんないんだよ!
と怒られそうね。 
 
 
ほんとは買ったもの自慢とか、ジムの話とか書こうと思ってたのに
書きそびれて、春。